2011年 8月27日 |
青海チベット鉄道・夕方ラサに到着 | ||||
午前3時ゴルムド駅到着。十数分停車。寒さに備えたくさん着込んでプラットフォームに降り立つ。唯一下車できる駅だ。真っ暗。 |
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ここまでは標高3000mそこそこ。ここから先は空気が薄いので車両は密閉され与圧される。 枕元に酸素が出てくる装置があるので、酸素を吸いながら寝る。 崑崙山のあたりは夜のうちに通り過ぎてしまう。有名な玉珠峰は見られない。 |
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7時過ぎになって日が昇る。 日の入りが遅く、日の出が遅いのは中国全土がひとつの時間帯になっているのでチベットでは経度と時刻が大幅にずれているからだ。 |
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次第に明るくなり動物が見える。ココシリ自然保護区を走っている。 草原ネズミ、ガゼル、チベットロバ、キツネ、狼、兎、野生のヤク・・・・森林限界を越えているので、木は見られない。 7時半、山々に日が当たりはじめる。 |
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鉄橋の上を通っているのだろう。列車と橋脚の影が映っている。 |
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8時、食堂車で朝食 |
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トト川と思われるだだっ広い川を渡る。このあたりは揚子江の源流域なのだが・・・。 |
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広い草原が広がり、遠くには雪の山。 |
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依然としてココシリ自然保護区なのだろう。チベットガゼルの群れが見られた。 |
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川の向こうに町が見える。雁石坪だ。 |
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列車は川に沿って少しずつ登っていく。川は揚子江源流のひとつと思われる。 かなたにはタンラ山脈と思われる白い山が見えてきた。 |
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唐古拉(タンラ)山脈の最高峰各拉丹冬山(ゴラタントン山)で海抜6,621mだそうだ。 |
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列車はチベット鉄道の最高地点の5072mを通過する。 周辺は思ったよりなだらかで碑がなければどこが最高点かわからない。 |
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世界一高い唐古拉站(タンラ駅)を通過。 周辺は広々となり、白い山はだんだん遠くなる。 |
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錯那(ツォナ)湖が見えてくる。 錯那湖は世界で最も高所にある湖の一つで、海抜4594メートルにある。 かなり大きい。300平方キロもある。湖畔には羊の群れがいた。 |
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昼食 |
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那曲(ナチュ)駅の着く。反対側のホームに乗客がいる。10分ほどすると反対側に車両が入ってきた。 |
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再び白い山が見えてきた。ニェンチェンタンラ山脈だ。 草原にはヤクや羊が放牧されている。 |
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隣のツアーのガイド洪さんに来てもらいいろいろ話をする。 | |||||
ニェンチェンタンラ山脈の雪をかぶった山が近くなった。 |
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ラサが近づいてくるにしたがって谷が狭くなってきた。 |
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やっとラサの街が見えるところまで来た。 |
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夕方(午後4時40分ごろ)ラサ駅(標高3600m)に到着。 ラサでのガイドのヨウさんが迎えてくれる。 駅では写真を撮るにも制約があるようだ。駅前の広場には人が入れない。 |
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荷物を持ってバスまで移動。すでに息苦しい。 長時間列車で揺られたせいか頭がフラフラしてまだ乗っているような感じがする。 バスにのりホテルに向かう。ラサ川を渡るときポタラ宮がよく見える。 |
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ホテル(雅汀舎麗花園酒店)にチェックインしてから夕食にでかける。 中華料理「名仕酒店」。 |
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K氏の夫人は気分が悪いので夕食はパス。彼女と他のツアーにも病人が出たためホテルに医者を呼ぶから皆も念のため血圧などを測ってもらうことになる。高地に慣れないのでラサ滞在中は風呂はシャワーのみ。タバコ、アルコールもダメ。 ホテルに戻ると順番に医者がまわってきて健康診断。 家内は血圧が低い、脈拍が少ない、血中酸素濃度は40%台、点滴を勧められる。 私はかろうじてOK。どうやら14名中8名が点滴。費用は32000円。 Kさんの奥さんは発熱まで。 一緒に行った中国人のOさんは中国人医者のため通訳として大活躍。 この医者は四川省から出稼ぎに来ているそうだ。 |
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あす8月28日はラサ市内を観光。 | |||||
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