瑞穂のくまのホームページ
 

2008年
 12月25日
古代遺跡と
サンタアナを訪ねる
 
  前夜の興奮覚めやらぬ朝、プチホテルの宿泊客は私たちだけ?
朝食前にホテルの周辺を散策する。
  6:38朝日がホテルの外壁に当っている。
6:40 この2分の間に日差しが変った。
  6:50 坂を下って行くとワールドトレードセンターの前に着いた。
左に曲がるとすぐラディソン・プラザ・ホテルがある。
  
  裏道に入ると昨夜の花火の名残りの紙くずが散らかっている。
  
  上を見るときれいな花が咲いていた。
 
7:40 ホテルに戻って バフェスタイルの朝食。
迎えを待つ間、庭の花を撮影する。
8:45 マヤ遺跡のホヤデセレン・サンアンドレスを目指して出発。
  距離はあつても、信号のない道路はグングン車が走る。
街路樹は桜に似ているピンク色のマキュリショワ。
  

黄色の高木(アラマンダ)の花が目に入る。
9:35 予定していた「HOYA DE CEREN」遺跡は休みで、門は閉ざされていた。
  
10:20 JICAの支援で発掘中の「カサブランカ」を訪ねる。青年協力隊員のKDさんがいて、門を開けてもらえた。ヤレヤレ!
  中にはいるとヒヨコを連れた鶏がいた。
緑色のトカゲもいた。すばしっこい奴だったが、やっと1枚だけ写真が取れた。
  KDさんの説明によると、エルサルバドルの調査が長くされなかったのは、他国に比べて鉱物資源も香辛料も取れないために、放っておかれたためとか。このタスマル遺跡は最初に京都外語大が見つけ、後は毎年、名大が発掘調査をしている。現在はKDさんが日本人でただ一人、管理しているのだそうだ。こんな辺鄙な所で、人骨を横に一人で発掘やら修理やら、自炊しながら研究しているとは、立派なことこの上なし!

ピラミッドは23mで、マタパロ(寄生する木)やセイバ(真っ直ぐに伸びる木)が原生する熱帯植物らしい環境の中に静かに佇んでいる。
 
  マタパロ
  
セイバ
  
  形の整った土器
模様が美しい。
     
12:00 チャルチャパのタスマル遺跡は入れてもらったものの、すぐに追い出されたがちゃっかり写真は撮ったのでよし!
  外に出ると 遺跡を囲むフェンスの周りには露店がある。
  フェンス越しにもピラミッドが見られる。
  
  遺跡の前の土産物屋を覗いてみる。面白い形の土器を売っていた。
 
 
12:30 KDさん推薦の地元レストラン?で郷土料理のユカコンチチャロン(ユカ芋に豚肉ミートソース味)を食べた。お腹がすいていたので、おいしい。
 
  チャルチャパ市内は危険で、特に夜は一人で歩くとナイフで脅されたりするそうである。(ここでは命の代金は$20)だから、いつでも自転車で走るのだそうだ。ちなみにKDさんはバスの中で携帯を盗まれた。犯罪はこの国に仕事がないことから頻繁に起こると考えられる。公園や路上でぼんやり時を過ごす人たちを見かける。エルサルバドルのスーパーでは一つのレジ台にレジ打ち以外の若者が3人ついて、袋詰めの手伝いをしていた。ガードマンも昼夜勤務で、そこら中に立っている。それも仕事を与えているということだ。
13:35 午後はサンタアナに寄る。中心は真っ白なビザンチン建築のカテドラル、国立劇場、市庁舎の集まるところ。しかし、建物はきれいでも、周囲が物売りや屋台、ホームレスとざわついて落ち着かない。町の様子も看板がゴチャゴチャ飛び出して、騒々しい感じがした。
  カテドラル
国立劇場
  市庁舎
 
14:05 カルメン教会は閉まっていたので、車から見るだけにした。
15:30 ホテルに帰着。
ホテル内のレストランで一服する。この日はホテルで結婚式のパーティーがあり、きれいにセッティングした会場に続々とドレスアップした人たちがやってきた。
  晩ご飯は中華レストラン。チャーハンがおいしい。この店には高級車で乗り付ける家族連れがいて、豊かな暮らしぶりを伺わせる。日本政府が援助するより、この国の人たちの中で、貧富の問題を考えるべきではないかと思う。もっとも、貨幣をアメリカドルにしていることからも愛国心があまりないのかもしれないと聞き、納得する。
  ホテルに戻ると、まだパーティーは続いていて、プールのある庭でお客が写真を撮ったりしていたが、10時でやっと静かになった。
     
  明日(12月26日)の記録  
.海外の旅.  
に戻る
エルサルバドル・目次. に戻る