2004年夏 内モンゴル旅行 錫林浩特(シリンホト)へ草原を見に行った |
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8月1日 |
北京からシリンホトに行き、リホーさんの馬頭琴を聴き、村長さんのパオに泊まる。 |
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北京 | 6時半に朝食。ホテルの南側の川岸を散歩する。釣りをしている人たちがいる。 川の中に睡蓮がたくさん咲いていた。 |
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川岸が途中で止められてしまっているので、仕方なく道を曲がって行くと青空市場に出た。野菜や果物が多いが生きた鶏も売っている。1元ショップもある。中華料理用のおたまを2本19元で買い、桃を1個1元で買う。 | |||
北京の 青空市場 |
野菜売り |
つけもの 一元ショップ くだもの スイカ |
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生きた鶏 肉のかたまり 豚足 |
八角・唐辛子など 豆・粟など穀類 |
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横断歩道は自転車に乗ったまま通れるようにできている。 さすが自転車の国だ。 再び川岸を逆方向に歩いていくと、将棋をしている。将棋の駒は丸く字が少し違う。 歩兵は兵、桂馬は馬。でも見ているとルールは日中同じようだ。 自慢の小鳥を籠に入れて持ってきている人がいた。残念ながら鳴き声までは撮れなかった。 ホテルに戻り、桃を食べる。 |
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料金所の建物 | 10時ホテルを出発。空港へ。途中の料金所の建物はいかにも中国。 |
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空港内のレストランで昼食。 簡単な麺ですという話なのに、テーブルにはいっぱいごちそうが、肝心のラーメンがやっと出てきたら、もう時間なので、慌てて食べ、急ぎゲートへ向かう。 |
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シリンホト | 北京12:10発CA1109便にて錫林浩特(シリンホト)着13:15。 空港は短い滑走路が一本あるのみ。 空港にリポーさんとリポーさんの奥さん、リポーさんの義弟で日本に留学経験のある王さん、 リポーさん奥さんの友達の暁木さん、リポーさんのマネージャーの山元さんの5人の出迎え。 空港のトイレは水が流れなくて、天井から水がポトポト落ちてきて、用を足そうとすると背中が 濡れてしまう。 |
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迎えに来たバスは窓ガラスが一枚ない。 50キロ離れた草原にある村長さんの家へ。 |
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途中の用足しは草原のバスを止めて、男はバスのこっち側、女はあっち側の草むらで適当に との指示。へたなトイレよりよほどこの方が快適だと後で納得した。 |
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周辺には可憐な花がたくさん咲いていた。 | |||
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村長さんの家 | 家の前にモンゴルの民族衣装の家族が出て、モンゴル式の出迎えをしてくれる。 | ||
村長といっても見渡す限りの草原で家が見当たらないのに村?と思うが ともかくこのあたりの偉大な村長らしい。 夕食までここの人たちとの交流や散歩で時間をつぶす。 村長一家は外国人の客を迎えるのは初めてとのことで、しかも一挙に30人もの客なので、 シリンホト市から料理コックを頼んで一家総出でもてなしてくれる。 |
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夕食用に中庭で羊を一頭殺してくれる。 中庭の真中に井戸がある。10m下にやっと水面が見える。 雨が少なくて、草原もだいぶ茶色になっている。 建物から少し離れた所に穴を掘って囲ってくれる。それが我々用のトイレ。 |
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家の中で60%の強い酒(草原白酒)とモンゴル料理の夕食。 | |||
家族がモンゴルの歌を歌ってくれる。素晴らしい声。突然我々の中の一人が『モンゴル歌のお礼に私達も歌おう。皆の知っている「ふるさと」を』と立ち上がり、持っていたオカリナを吹き始める。全員立ち上がり斉唱。雰囲気につられて、モンゴルの人たちがまた歌い・・。 |
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馬頭琴演奏 | |||
今度は外に出て、草原の中でリポーさんの馬頭琴演奏。 故郷の民話を基にリポーさん作曲の「スーホーの白い馬」などなど。 そのうち日暮れてきて、焚き火をたいて演奏が続く。 リポーさんの背後から草原に赤い大きな満月が昇りはじめる。 馬頭琴伴奏でモンゴル人が歌い、日本人が歌い、モンゴル人が踊り、日本人も一緒に輪に加わって踊り、 オカリナと馬頭琴の合奏あり、独唱あり。 |
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宴会が終わり村長が用意してくれた8個のパオに戻る。 しばらくの間、燃え残っている焚き火の明かりで馬頭琴に挑戦。 |
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パオ |
パオの骨組みは木の棒、外装は羊の皮、 内装は布、床はすのこを敷いてその上に 絨毯を敷く。天井に明り取りがある。 |
パオの天井 パオの側面:格子状の部分はパンタグラ フのように折り畳むことができる。 |
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寝ると、下の隙間から風がパオの中に吹き込み、牛や羊の糞のまじった砂が顔にかかる。 寒い。ヒュウーヒュウーと風の音と遠くから羊の鳴き声が聞こえる。 |
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薄曇のため星は少ししか見えない。あたりが暗くなると、トイレの穴の場所がどの方向かわからない。あまりに広い草原の中なので懐中電灯でさがすのもたいへんだ。見つからなければその辺りで適当にすればよいようだ。 お世辞にも快適とは言いがたい。でも面白い経験だった。 |
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