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  つきの家から花の家まで歩く 
2015年12月16日                                         
  夜早朝から起きて山を見る。昨日ほどではないがそれでも山が赤く燃え出し日の出とともに白く変わっていくところが見えた。
  7時半から朝食。ネパール独特の揚げパン。
  9時の予定が9時半出発。本当にのんびりした旅行だ。
今日が一番長い距離を歩く。ガイドにジッドさんも加わる。
  山は雲の間から少しだけ顔を出す。
  登校中の子供に出会う。この国はいったい始業時間は何時なのだろうか?
  曇っているので時々山が覗く程度。           でも途中で三角のダウラギリが見えた。
 
  道の下の畑で子供が二人戯れていて我々に気がつくとあっというまに登ってきて「Give me chocolate」。SZさんが文房具をあげている。
  チャクラさんは日本語は勉強中。英語で話しをする。鶏はクックリュークーと鳴く、ゆっくりはBistarei 早くはChhetto 行こうはJaaun ありがとうはダンネバード等ネパール語を教えてくれる。
  初日からついている3人のポーターが後になり先になり行く。
 
  時々みかける建物の上に三叉の塔が。シバ神の武器だそうでその建物がヒンズー教という印とのこと。
  小高く段になっていて菩提樹が植えてある。重い荷物を降ろして休むようになっている。11月になにかのお祭りがあってその時のマリーゴルドの花飾りがそのまま吊るしてある。そういえばタメール地区でも各戸口に飾りが残っていた。「つきのいえ」にもあった。
 

民家の屋根には切干大根が干してあり庭には穀物が敷物の上に広げて干してある。
 
  のんびりとした山村の風景を眺めながら歩いてゆく。。                
 

ノボタンの花。                        水牛。
  
  行程半ばで民家に寄る。休憩。庭への入り口の柵に使われている竹の肉厚なことに驚く。熱いお茶を飲み家の中を見せてもらう。土間の土は毎週塗り替えるそうだ。食器棚には真鋳の食器がきれいに磨かれてならんでいる。今は2階で食事の仕度をしているそうだ。
 
  牛の餌用に大きな葉を刈り取っている女性。木を切って仕事をしている男性。生活を見ながらゆっくり歩く。
 
  見事な段々畑。
  日本で働いていて一時帰国しているという男性が話しかけてくる。
  1時半やっとアスタムの「はなのいえ」(1450m)到着。熱いお茶をいただく。


2時過ぎに昼食。「松花堂弁当」には驚きだ。天ぷらは熱々だしとてもおいしい。
  食後ジッドさんとチャクラさんは「月の家」の方へ戻って行く。
  五右衛門風呂の順番を決めて、それまでは畑見学。有機農法で野菜を栽培、消毒薬も有機方法で作る。
ここのコテージも化学物質は一切使っていない。その徹底ぶりには驚く。
ヤギや水牛を飼って、その排泄物をタンクに入れて発酵させメタンガスを取り、その残渣を肥料にする。
 

ミツバチも飼っている。                   コーヒーも栽培。
 

野菜もおいしそうに育っている。
 

案内してくれた人も日本語が流暢。パッションフルーツの実を採って食べさせてくれる。
目の前でにんじんと大根を一本ずつ抜いて炊事場に持っていった。
  風呂へ。熱風呂好きのSZさんが「かなり熱いよ。水をたくさん足して入るといいよ」と言っただけにとても熱い。もったいないほど水を足して入る。気持ちがいい。
風呂からあがり夕食前に囲炉裏の火を囲み「粟酒」で歓談。
  夕食も純和食。先程畑から採って来た野菜、にんじんのてんぷらとフロフキ大根となって出てきた。
  湯タンポをもらって寝る。室内にトイレがある。うれしい。夜中に起きると星が見える。明日は晴れるか?
   
  12月17日 花の家からカトマンズに戻る
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