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常念岳登山   
2000年9月2日、朝4時15分 家を出発  
車を柏矢町のタクシー会社において、タクシーで一ノ沢登山口へ
途中から雨が降り出した。
登山口に着くと7、8人が雨具をつけて出発準備をしていた。
登山カードを書いたり、雨具の用意をしたりしていると少し小ぶりになってきたので上だけ着てズボンはやめた。
ザックにはカーマでもらってきたプラスチック袋をかけた。

8時30分: 一ノ沢登山口を出発

10分ほど歩いたところでほとんど止んだし、暑くなって来たので雨着の上も脱いでいると、 若い外国人の男女が追い越していった。

11時半: 川原で昼食
豊科IC近くのコンビニで買ってきたおにぎり(紀州梅としゃけ)、みかん。
自然の中で食べると何でもうまい。

胸突き八丁であえいでいると、朝追い越していった外国人男女が降りてきたのにすれ違った。
小屋の直前で再び雨。
尾根に出るとすごい風。
常念小屋に2時に到着。
小屋に入ったらどしゃ降り。

手続きをして部屋に入ると、先客。
桑名の夫婦 : 燕からきた。
横殴りの風と雨で大変だった。何もええことなかったとはご主人の方。
近場の鈴鹿の山によく行くが、雨乞岳がいいそうだ。
でも今は晴れてほしい。

ぬれたものを乾燥室に入れて、休憩室で一服。
暇をもてあまして山小屋の中を探索。展望ルームなるものを発見。
展望ティールームで槍ヶ岳方面は霧で何も見えず。時々近くの斜面が現れるがすぐに霧に隠れる。
東京から来た山仲間の一団がはいって来る。おしゃべり好きのおばさんの話をひとしきり聞く。
かなりあちこちの山へ行っているようだ。「鳥海山の頂上の社で入場料を取られそうになった。けしからん。」 「立山の雄山神社でも高い御札を買わされる。」亭主との山行き・しつけ。など、面白かった。

5時半から夕食
夕食後部屋に戻ると布団が敷いてあって6人になっていた。
72才のおばあさん:「目下百名山を全部制覇することを目指している。もう90は登った。 来週はどこそこ、再来週は旭岳、その次は・・・」
たいていは山仲間と登るが一人のときは娘さんのお婿さんが付き添い。
おばあさん:「最近は歩くのが遅くなったから・・・」
お婿さん:「それで普通のコースタイムで歩くようになった。昔は普通の倍くらいの速さだったし、 ちっとも休もうと言わないのでついて行くのが大変だった。」
すごい。とにかくスゴイ。

翌朝、5時ごろおばあさんとお婿さんは出かけた。 蝶が岳を経て三叉に下るとのこと。
我々は5時に起きてしっかり着込んでご来光を見に出る。
もちろん晴れ。霧が下から立ち上って来て、隠れそうになるがちょうど日が出るときには横へそれてくれた。

朝食をすませて展望ティールームから槍方面を眺める。
槍のところにだけ雲がかかっている。
とれそうでなかなかとれない。
時々槍の穂先だけが顔を出すがすぐ隠れてしまう。
暫くこうして、雲の動きを眺めいた。
そこへどこやらのおじさんが来て、「常念へ行くのならずっと見えるからここで待っていなくても・・・」
それで腰を上げる。

支度をして小屋を出るとさっきの雲はすっかりなくなって槍が姿を見せていた。


安曇のの方面はまだ朝霧が残っている。
6時半出発

8合めのこぶを越したところで常念の山頂が見えた。


                     右は常念岳の頂上を見上げたところ
8時頂上につく。
360度すばらしい。
槍、穂高は目の前。南に乗鞍岳、御岳。北には横通、大天井、燕。鷲羽岳、水晶岳、野口五郎。
後ろ立山の頂上は雲で識別できず。
富士山がはるか彼方なれどその姿ですぐそれと分かる。
あまりの素晴らしさに360度パノラマ写真を撮る。
おかげでデジカメで撮るのを忘れてしまった。

8時半 下り始める。

途中まできて、デジカメで撮ってないのに気づいた。
もう、少し雲が出始めていた。

穂高岳 槍ヶ岳
9時半 小屋に着く

荷物を整理して、コーヒーを飲んで一服。
タクシー会社に2時半に迎えに来るよう頼んで10時ちょっと過ぎに出発。

11時45分 : 登りのときと同じ場所で昼食。
山小屋の出す弁当はやたらご飯が多い。
缶詰のいわしうまかった。

1時半 行くときには見落とした大滝ベンチの小さな看板を見つける。
看板には後1時間となっている。

2時半の5分前に登山口に到着。
タクシーが待っていた。今着いたところとのことだった。

3時10分 : 自分の車に乗り換えて家路へ。
辰野のサービスエリアで隣への土産に蕎麦を買って帰る。
7時ちょっと前に無事帰宅。 

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